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教科書の電子書籍化

志学呉羽
09 /30 2013
前回に引き続き、今回も電子書籍の話題をひとつ。
9月6日付けのこちらの記事(教科書会社12社が作るデジタル教科書の共通プラットフォーム「CoNETS」発足)
に詳しいですが、この度、教科書会社12社と日立ソリューションズによって次世代の
デジタル教科書作りのための共通のプラットフォームを開発するためのコンソーシアム
『CoNETS』が発足しました。現内閣が掲げる新成長戦略である「21世紀にふさわし
い学校教育の実現」の一環として教育環境のIT化の実現に向けた具体的な取り
組みが始まるようです。
記事によれば2015年の小学校の教科書改定を皮切りに2016年に中学校、2017年
には高等学校教科書も製品としてリリースされていく見通しとのことです。
電子教科書のメリットは様々ですが、先行するアメリカではまず何よりもコンパクトで
持ち運びに便利である点が大きかったようです。

アメリカの教科書

写真左が日本の小学1年~中学2年にあたる8学年分のアメリカの数学の教科書。
右は日本のもの。

確かにこれだけのボリュームのものを教科数分持ち歩くのは大変だったと思います。
それを携帯型端末一つにおきかえられるメリットは大きいですね。
また、コストの面でも例えば紙の媒体のものが80ドルほどなのに対して電子版は
20ドル程度になるなど、特に自己負担で教科書を購入する大学生等はメリットが大き
く、電子書籍版の購入を促進するおおきな要因になっているようです。
一方、デメリットとしては各社のデジタル教科書の操作性の違いによる混乱が大きな
課題のようです。今回、こうした課題を解決するためにCoNETSが発足したという
ことです。インドや韓国でも国を挙げて教科書の電子化に本格的に取り組んでいる
ようですし、日本でもしっかりとしたビジョンを持って取組んでいってほしいと思います。

<廣瀬>

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